ドイツ人エージェントとブンデスリーガのユースチームの試合を視察してきましたので
その様子をリポートします。
ブンデスリーガのクラブのU19チームは、U17やU18のスター選手や
U19から上位カテゴリーにあがろうとしている選手、生き残りをかけた選手で構成されています。
そのため、毎試合激しい試合が繰り広げられています。
(U19のスター選手はすでにU23やトップチームに所属している)
筆者が見た試合も、『人生が懸かってる』と分かる気持ちの入ったプレーの連続でした。
実際に観客も数百名入っており、スカウトマンも来てました。

実はこの中に、レヴァークーゼンのトップのスカウトがいらっしゃいます!
試合結果は、デュッセルドルフが2点をリードしながらも終盤にケルンが2点
追いつき、2-2のドロー。
『ケルンが同点に追いつくPKのシーン』↓
ケルンは1位に上がれるチャンスでもあり、デュッセルドルフは2点のリードを守れなかったため、
試合後も両選手は白熱してチームメイトと口論していました。
それだけこのクラブでの生き残りとトップへの昇格を本気で考えているんだと思います。
ケルンはこの引き分けが響き、結果的に今シーズンは3位で終えました。
日本の高校サッカーやJユースの試合後にここまで激しく口論になるシーンは
なかなか見られません。感情的になってもしょうがないですし、結果も変わりません。
それを分かっていて冷静にふるまうのも日本の良いところでもありますが、
それにしてもドイツ人選手の気迫には脅かされました。
冷静に試合を分析すると、デュッセルドルフは首位争いをするケルンに対し
後半20分まではタイトに戦えていました。
実際に2-0のまま終わりそうな雰囲気も出ているぐらいチームがまとまっていました。
しかし残り時間が近づくにつれ、よりヒートアップした展開になったところで
体力的にきつそうなシーンも多くなってきました。
感情を前面に出しすぎるがあまり、気持ちとプレーにズレが生じ始めました。
徐々にファウルや暴言が増え、戦術がはまらなくなっていった印象があります。
実際に最後にケルンに与えてしまったPKは不必要だったと思います。
日本人選手がこのフィジカルレベルで戦うのは難しい部分もありますが、
後半の残り2,30分はキープレイヤーとなれる可能性を感じました。
チームが辛い時に走れ、戦術を理解したプレーに加え、疲れた相手に仕掛ける事ができれば
大事なピースになりそうです。
実際に、高校生や大学生の留学も増えて来ていますが、
始めからトップを目指すのではなく、ブンデスクラブのU19,U23に入る事が
選手の確実なステップアップに繋がるように感じました。
ISAでは現地ドイツ人エージェントと協力をし、4部、5部のチームだけでなく、
トップクラブのユースチームとの移籍(留学)交渉も可能となりました。
詳細やお問い合わせは、