サッカー大国イングランド女子サッカーの魅力的なサッカー環境とは

今回はサッカー大国であるイングランドと、まだまだ発展途上にある日本のサッカー環境とではどのような違いがあるのか、というのを紹介したいと思います!
私が感じた日本と異なる点は大きく分けて3つありますので早速紹介していきます。

クラブハウス

まず1つ目はクラブハウスです。

私が所属しているチーム Actonians LFC は現在、The FA Women’s National LeagueのDivision One South Eastというリーグにいます。
トップのBarclays Women’s Super Leagueから数えると4部に相当するリーグですが、どこのチームに行っても必ずクラブハウスが併設されています。
クラブハウス内にはチェンジングルーム(ロッカールーム)と、試合後にご飯を食べる場所などが備わっています。

ホーム(Rectory Park)

私たちのホームグラウンドは Rectory Park (レクトリーパーク)という場所で、外観はこちらです↓

中に入ると目の前に受付があり、選手はQRコードをかざして左のゲートからチェンジングルームに入っていきます。↓

入り口の横のスペースはドリンクや軽食などが売られている小スペースもあります↓

右に進むとカフェエリアのような場所があり、私たちは試合後にそこでピザを食べます↓

Rectory Park (レクトリーパーク)のグラウンドは人工芝です↓

アウェー(Away)

他のチームのクラブハウスも一部紹介します。

【Norwich City Women F.C.】

【 Hashtag United F.C. Women】

試合後は、ホームチームがアウェーチームの分まで食べ物を用意してくれていて、すぐにエネルギーを補給できる環境が整っています↓

なんていう食べ物?と聞かれるとちょっとなんだか分からないので答えられないのですが(笑)
そのチームによって提供される食べ物は様々です!このような仕組みは選手としてとても助かります。是非、日本でも取り入れてみてほしいです!

スタジアム

2つ目の異なる点はスタジアムです。
日本ではほとんどのグラウンドが陸上競技場と一緒になっているため、陸上トラックが間にあり、観客席とグラウンドの距離がすごく遠いように感じます。他にも、観られる場所は基本的にスタンド席のみだと思います。
私が日本でプレーしていた時はこんな感じです↓

ですが、イングランドのスタジアムはグラウンドの周りに柵が備え付けられており基本的にどの場所からでも見ることが可能です。
スタンドで座って観る人もいますが、柵のところで立って観ている人もたくさんいます。
観客数が多い時は360度から声援が聞こえてきます。

選手との距離も近いのでより迫力を感じることができるのも、こちらの大きな魅力のひとつだと思います。選手としても近くから声援を送ってもらえるとよりパワーも出てきますし、プレーにもさらに熱が入ります。
グラウンドの周りの柵の様子が少し分かる写真です↓

伝わりましたか??こんな感じです!(笑)

いくつかのチームのスタジアムも紹介します!

【Norwich City Women F.C.】

【 Hashtag United F.C. Women】

【AFC Wimbledon Women 】

ここは恐らく1番きれいなスタジアムでした↑

サッカー専用グラウンドが当たり前にあるこの環境が素晴らしいなと思います。
選手と観客の距離が近いのも私は好きです!日本にもこういったスタジアムやグラウンドが出来てほしいですね、、!

チェンジングルーム(ロッカールーム)

そして3つ目は、チェンジングルーム(ロッカールーム)です!
チェンジングルームというのも、日本のなでしこリーグの場合、ロッカーがあってそこに簡易ベンチが置かれているというパターンがほとんどですが、ここではロッカーというものは無く、座る席が最初から備え付けられています。

どういうことかといいますと、言葉で伝えきれないので写真でお伝えします!(笑)
こんな感じです↓

そんなこと??と思われた方もいるかと思いますが、日本では簡易ベンチに座れない人は地面に座るしかなかったのですが、ここでは必ず椅子に座れます!(笑)
日本にいた頃は、みんなでストレッチ用マットなどを敷いたりして座る場所を確保したり、いろいろ試行錯誤して自分のスペースを作っていました。

実は私が最初にここにきて1番感動した部分がチェンジングルームでした(笑)
日本もこの形になってくれたら良いのにって思いました。

以上が私が特に思った日本とイングランドのサッカー環境の違いです!

アウェーへの移動

アウェーへの移動手段は基本的には各自の車で乗り合わせて行くことが多いです。私は車を持っていないので、他の選手の車か、監督やコーチの車に乗せてもらいます。
すごく遠いアウェーの場合は、バスが出るのでその時はみんなでバスに乗っていきます↓

バスの中ではチームメイトと英語のスピーキング練習ができるのでとても楽しいです!(笑)

練習グラウンド

最後に、私が普段練習しているところを紹介します!
私が普段練習している場所は Gunnersbury Park (ガナーズベリーパーク)というところで、人工芝です↓

火曜日と木曜日に練習があり、火曜日はこのグラウンドの¼を使っていて、木曜日は½のスペースを使っています。

フルピッチで練習することはないのですが、人数もあまりいないので私的にはちょうどいいです!

この写真で私と一緒に写ってる方が監督です。とてもユーモアに溢れていて選手からも信頼されています!

まとめ

まとめると、①クラブハウス②スタジアム③チェンジングルームが私が思う日本とイングランドの大きな違いでした。

私のチームは実質4部リーグですが、それでもここまで整った環境でサッカーをすることができています。日本でもサッカー専用グラウンドが当たり前にあるような、そんな環境が作られると嬉しいです。

日本にいた頃は、日本のことしか知らないのでその環境が当たり前だと思っていましたが、イングランドにきて私の中の当たり前がたくさん覆されています。これもまた、海外に出てきてよかったと思える理由のひとつです。

“世界が広がる”とはこういうことですよね?(笑)

当たり前が当たり前ではなくなる、この感覚をこれからも持ち続けて何事も決めつけないようにしていこうと思います。


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Natsumi Kanno
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