イングランド女子サッカー留学 ~初ゴールとサッカー観戦~

 

昨シーズンの平國選手に続き、今シーズンは菅能選手がイングランドでプレーしています。
ここではイングランド到着後のチーム登録から初ゴールまでとサッカー観戦についてまとめます。日本での留学前準備に関しては以前の記事でまとめているのでそちらをご確認ください。

イングランド女子サッカー留学生活

イングランド到着

菅能選手はシーズンが開幕する1か月前の渡英を準備していましたが、ビザ申請に時間がかかり、開幕数週間前の7月末にイギリスに到着しました。
(コロナ明けでビザ申請者が急増したところにウクライナの難民申請も影響したため、イギリスのビザセンターは大混乱に陥り、申請から取得までに6週間かかりました。今はだいぶ落ち着いてきましたが、なかには10週間かかった留学生もいます。)

イングランド女子4部 アクトニアンズLFC

昨シーズン活躍した平國選手同様、菅能選手もアクトニアンズLFCに登録しました。

Actonians LFC

開幕戦デビュー

イングランドでプレーするにはナショナルクリアランスという書類を記入してクラブからサッカー協会に提出します。これが受理されないと公式戦には出れませんが、ギリギリ間に合うことができました。

開幕戦は左サイドバックで出場。
3-1でリードするも75分に選手負傷の緊急事態により75分で中断。延期試合となりましたが、日本女子サッカーのレベルの高さをすぐにプレーで証明してくれました。
チーム内、サポーター共に菅能選手への期待は高まり、続く第2戦ではクラブのマッチデイフォトに起用されました。

2試合目のノリッジ(男子チームは昨シーズンプレミアリーグ所属)戦からは中盤や前よりのポジションを任せれるようになりました。まだ来たばかりで英語でのコミュニケーションが難しい中でも実力を発揮できる適応力の高さも素晴らしいです。

初ゴール

Ryan Asman – Sports Photographer

待望の初ゴールは4試合目のハッシュタグ・ユナイテッド戦の直接FKでした。

この記念すべき初ゴールの試合にはプロリーグやイングランド代表の公式戦も撮影されるプロのカメラマンが来ており、特別に素敵な写真を頂くことができました。

この試合以降も、全試合先発でフル出場しており、10月には2ゴール目を上げました。その節のマッチレポートがイングランド女子サッカーのホームページに掲載されました。

サッカー観戦

渡英してまだ3ヶ月弱ですが、プレミアリーグから女子サッカーまで、すでに数試合を観戦しています。特にイングランドの女子サッカーの熱量には驚かされていました。

女子ユーロ2022決勝戦

到着して2日後にはイングランドで開催中の女子ユーロ2022の決勝戦を観戦。渡英前から決勝にお連れするとは伝えていましたが、開催国のイングランドの初優勝の瞬間をスタジアムで体感できるなんて強運の持ち主です。
入場者数『87,192人』はイングランド代表の過去最高記録となりました。

女子ノースロンドンダービー

9月にはアーセナル女子vsトッテナム・ホットスパー女子のノースロンドンダービーを観戦。
アーセナルのエミレーツスタジアムで開催されたこの試合の入場者数は『47,367人』。イングランド女子サッカー1部リーグの最多動員記録を更新しました。

チケット販売数は5万枚を超えていましたが、残念ながら入場数は5万人には達しず。それでもシーズン序盤の試合でこの集客数は大記録です。優勝のかかる試合では5万人超えも大いに期待できます。

女子ユーロ王者 vs 女子ワールドカップ王者

10月には女子ユーロ2022を制したイングランド代表とワールドカップ王者アメリカ代表との試合をアクトニアンズの留学仲間と共に観戦。
「欧州王者 vs W杯王者」と銘打たれた一戦のチケットは購入希望者が殺到し、販売開始直後にはサーバーがダウンする程でチケットは24時間以内に完売しました。

試合は欧州王者のイングランドが2-1で勝利し、23戦無敗に。
入場者数は、当日来れなかったサポーターも多くいたため『76,893人』と少し伸びませんでしたが、平日開催のフレンドリーマッチとしては驚異的な数字です。

以下のハイライトからもその盛り上がりがよく分かります。
【ハイライト動画】

プレミアリーグ

マンチェスター・シティファンの菅能選手は上記の女子サッカーだけでなく、プレミアリーグ開幕戦のウェスト・ハム・ユナイテッド戦やチャンピオンズリーグのコペンハーゲン戦を現地観戦。
イングランドに来たからこそのサッカー観戦三昧の生活を送っています。

最後に

これまで日本国内では対戦することのなかった強靭なフィジカルを持つ相手に対してもそのスキルの高さでしっかりと勝負ができている菅能選手ですが、それでも日本では体感したことのないプレッシャーによりボールをロストすることもあります。
日本では来ないだろうというタイミングでプレッシャーをかけられることや、思ってもみないところから足が伸びてきたりと海外サッカーならではの経験をしています。

プレーするだけでなく、見る楽しさを味わえるのもイングランドサッカー留学の醍醐味です。
先述の女子サッカーに関しては、観戦した試合はどれも数万人が来場する大盛況。女子サッカーがこれだけの人々に支援され、そして人々を勇気付けていることを目の当たりにしています。

プレミアリーグもスタジアムに行けない試合はパブでみんなで観戦しているそうで、そこから得る情報や刺激が自ずと自分のアイデアやモチベーションに繋がっていることと思います。

サッカーをプレーし、サッカーを見て、サッカーについて語り合うことで、より一層フットボーラーとして成長していく環境を楽しんでいます。


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