オランダ男子6部リーグの環境 ~日本人留学生の試合観戦~

以前、オランダ4部~9部までのトライアルの紹介記事を書きましたが、その中のオランダ男子6部に所属するAVV SDZの試合を視察してきました。オランダ6部のクラブはどのような環境でサッカーをしているのか紹介します。

オランダリーグ4部、6部、7部、9部のトライルに関しては以下をご覧ください。

AVV SDZ(SAMENSPEL DOET ZEGEVIEREN)

AVV SDZはオランダ6部 エールステ クラッセ(Eerste Klasse)に所属しています。
ホームグラウンドはアムステルダム中央駅からバスと徒歩で20分弱のところにあります。

クラブハウス

グラウンドは3面あり、中心にカフェが併設されたクラブハウスがあります。

雨の日はカフェの中からも試合を観ることができます。

ホームゲーム

雨と風が吹き荒れる中で試合を観戦しました。オランダのサッカーはヨハン・クライフのイメージから華麗でテクニックやパス回し重視のサッカーを連想する方が多くいますが、意外とゴリゴリのサッカーをします。もちろんクラブによって戦い方は違いますが、オランダ全体の考え方として、自分たちのサッカーを貫く傾向にあります。

オランダ人はヨーロッパの中でも平均身長が高く、190cmを超える選手は至る所で見かけます。高身長でがたいの良い選手と球際で負けない強さや柔軟さが求められます。日本人留学生はこの試合の中でもかなり小柄でしたが、体の入れ方がうまく、ほとんどのデュエルでボール奪取できていました。本人曰く、オランダ人は重心が高い選手が多いので、懐に入れれば勝てるそうです。

試合は0-1の敗戦となりましたが、見ごたえのある試合でした。

監督

試合後にクラブハウスで監督とミーティングをする予定でしたが、監督に急用が入ったので翌日にカフェでミーティングを行いました。

元プロ選手で常にサッカーのことを考えている情熱に溢れた監督です。日本人留学生のこともとても大事に考えており、日本人の性格と自分の考えや情熱がマッチするかなど些細なことも気にかけてくれていました。
日本人留学生がバイトをしている日本食屋さんにも家族を連れて遊びに来てくれたそうです。

アウェーゲーム

アウェーの試合会場も少し紹介します。

【vs HBC】

【vs FC Uitgeest】

【vs SV de meer】

【練習試合】

オランダでは天然芝よりも人工芝のグラウンドの方が多く見かけます。寒さが厳しく、日照時間が短いオランダでは天然芝が育ちにくく、グラウンドが根こそぎ凍ってしまうことが関係しているそうです。

トレーニング

トレーニングも試合と同じグラウンドで行われます。週1のミニゲームはポイント制になっており、年間で最多ポイントの選手にはスポンサーから豪華景品が出るそうです。

アヤックスと提携

Home – AVV SDZ

AVV SDZではアヤックスを始めとするエールディヴィジのクラブと提携しており、アカデミー年代で優秀な選手は積極的にビッグクラブに受け渡しています。海外ではこのような提携と育成の仕組みはよくあることです。

例えばですが、アカデミーのゴールキーパーがフェイエノールトU12に移籍しています。

最後に

オランダはどのカテゴリーでも育成に力を入れており、若い選手はどんどん試合に出す傾向にあります。全ての監督がそうとは言い切れませんが、弊社の留学生が所属するクラブの監督は男女ともに指導熱心で日本人選手をとても気に入り重宝してくれています。

街クラブでありながらアヤックスやフェイエノールトなどのビッグクラブともパートナーシップ提携をしており、良い選手は自チームで囲い込むのではなく、上位カテゴリーに輩出していきます。ここが日本とは大きく異なるところかと思います。
国全体で育成に力を入れていることがよく分かります。

この6部でプレーしている留学生も監督の繋がりから来シーズンのステップアップに成功しました。
留学生のさらなる活躍に期待しています。

ステップアップ先のアヤックス・アマチュアズの紹介は以下からご覧ください。


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