2021-22シーズン女子チャンピオンズリーグが変わる!~出場資格と日程~

女子チャンピオンズリーグは2021-22シーズンから新しい大会方式に変更されます。これまでも名称変更や参加資格など多少の変更は行われてきましたが、今回の変更により女子CLはこれまでとは大きく違う大会形式になります。

女子チャンピオンズリーグ 2019-20

変更点が分かるように2019-20シーズンの大会方式もまとめておきます。

本戦出場チーム数:32チーム
総参加チーム数:62チーム

出場資格

UEFAランク1位~12位までのリーグチャンピオン(12チーム)
UEFAランク1位~10位までのリーグの準優勝チーム(10チーム)
を合わせた22チームが自動的に本戦へ。

予選

UEFAランク11位と12位の準優勝チーム(2チーム)
UEFAランク13位~50位のリーグチャンピオン(38チーム)
を合わせた40チームが本戦出場をかけた予選へ。

予選は、
40チームを4チームごとの10のグループに分けられる。
各グループの1位の10チームが本戦へ。

合計32チームが本戦の出場資格を与えられる。

本戦の方式:オールトーナメント

本戦出場の32チームによるホーム&アウェー方式のトーナメントを準決勝まで繰り返す。
決勝は2チームによる一発勝負。
※コロナウイルスの影響で準々決勝からは中立地での一発勝負に変更された

女子チャンピオンズリーグ 2021-22

本戦出場チーム数:16チーム
総参加チーム数:72チーム

出場資格

前年度のチャンピオンズリーグチャンピオン(1チーム)
UEFAランク1位~3位までのリーグチャンピオン(3チーム)
の4チームが自動的に本戦へ。

予選

予選は『チャンピオンズパス』と『リーグパス』の2つのルートが用意され、それぞれ1次予選と2次予選が開催される。

【1次予選】
『チャンピオンズパス』
UEFAランク7位~50位のリーグチャンピオン(44チーム)
が、4チームごと11のグループに分けられる。
各グループの1位(11チーム)が2次予選へ。

『リーグパス』
UEFAランク1位~6位までのリーグの3位チーム(6チーム)
UEFAランク7位~16位までのリーグの準優勝チーム(10チーム)
を合わせた16チームが、4チームごと4グループに分けられる。
各グループの1位の(4チーム)が2次予選へ。

【2次予選】
『チャンピオンズパス』
UEFAランク4~6位のリーグチャンピオン(3チーム:2次予選から参加)
1次予選通過の11チーム
を合わせた14チームによるホーム&アウェー方式で勝ち上がった7チームが本戦へ。

『リーグパス』
UEFAランク6位までのリーグの準優勝チーム(6チーム:2次予選から参加)
1次予選通過の4チーム
を合わせた10チームによるホーム&アウェー方式で勝ち上がった5チームが本戦へ。

本選の方式:グループステージ+トーナメント

自動本選出場枠(4チーム)とチャンピオンズパス(7チーム)とリーグパス(5チーム)の合計16チームによる本戦。

本戦は4チームごと4グループに分けられ、ホーム&アウェー方式のグループステージを戦い、上位2チーム(8チーム)がトーナメントへ。

トーナメントの準々決勝と準決勝はホーム&アウェー方式で行われ、決勝は一発勝負。

UEFAランク

気になる自動本戦出場チームですが、実は、2021-22シーズンに適応されるUEFAランクは2019-20のものと決まっているため、自動で本戦出場できるリーグは決まっています。

【2019-20 UEFAランク上位16リーグ】
1位:フランス
2位:ドイツ
3位:スペイン
4位:イングランド
5位:スウェーデン
6位:チェコ
7位:デンマーク
8位:オランダ
9位イタリア
10位:カザフスタン
11位:ノルウェー
12位:アイスランド
13位:スイス
14位:スコットランド
15位ロシア
16位ベラルーシ

フランス、ドイツ、スペインリーグのチャンピオンが自動で本戦に出場できます。つまり、各国からスター選手を集めているアーセナル、チェルシー、マンチェスターC(イングランド)やユヴェントス(イタリア)は自動的に本戦に入る事ができず、予選を戦わないといけない事になります。
※UEFAランクについてはコチラ

まとめ(変更点・比較)

大きく変わった点は、本戦の大会方式にグループステージを導入した事、そして本戦の出場チーム数が半分に絞られた事が挙げられます。
32チームから16チームに減少したため、本戦に出場する事がより困難になり、それでいて優勝するまでの試合数も増えました。これまでの大会方式だと優勝するまでの試合数は9試合でしたが、新方式では11試合になります。試合数だけでなく、移動距離も増える分、これまでとはまた違う結果になるかもしれません。

やはり個人的に面白くなったと感じたのはイングランド勢です。
近年女子サッカーの発展に力を注いでいるイングランド女子1部リーグ『FA WSL』には、アーセナル、チェルシー、マンチェスターCの3強が所属し、国内リーグでも圧倒的な強さを見せています。
これまでは各リーグからは2チームしか出場できませんでしたが、今回の新方式によりイングランドは3チームに本戦出場の可能性が与えられたので、とても楽しみです。
しかし、イングランドは現在UEFAランクで4位に後退したため、自動本戦出場の資格がなく、予選を戦わないといけませんが。。

2019-20シーズンの決勝戦は無観客となってしまいましたが、ここ数年の決勝戦は、
2018-19:19,487名
2017-18:14,237名
2016-17:22,433名
と平均2万人を動員する欧州でも注目される大会になってきました。
女子サッカーがどれ程まで大きくなっていくのか、リヨンの優勝はどこまで続くのか。今後も女子チャンピオンズリーグから目が離せません。

2020-21シーズン

2020-21シーズンの決勝はバルセロナが4-0でチェルシーを破って優勝しました。

2020-21シーズンのイングランド女子サッカーリーグ(FAWSL)のTOP3は以下の通りです。
1位:チェルシー
2位:マンチェスター・シティ
3位:アーセナル
チェルシーのリベンジとマンチェスター・シティとアーセナルの活躍にも期待しています。


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