リヴァプール大学院『フットボール産業MBA』でサッカービジネスを追求する

中村 卓
イギリス リヴァプール在住
積水ハウス⇒佐川急便⇒つくばFC⇒フリーペーパー制作会社⇒広告代理店⇒住宅フランチャイズチェーン本部⇒独立⇒
University of Liverpool Football Industries MBA (リヴァプール大学 大学院 フットボール産業MBA)を卒業
Twitter:https://twitter.com/Tak78195374
Instagram:https://www.instagram.com/livingwithfootballuk/?hl=ja
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCe7qeTBn7yNM4rqEZNwsSiw

世界一のサッカー求人が集まり、数多くのサッカービジネスパーソンを輩出しているリヴァプール大学の大学院・フットボール産業MBAコース(Football Industries MBA=FIMBA)。
昨年(2019年)このリヴァプール大学院のFIMBAを卒業された中村さんにインタビューさせて頂きました。入学までの社会人キャリアとFIMBAで学ばれた内容、そして卒業後のキャリアについて詳細にお話頂きました。
どれもこれも興味深く、ロングインタビューになりましたので、皆さんの興味あるトピックから順にお読みください。

【UEFA本部にて】


Football Industries MBAに入るまでのキャリアと準備

 

坂井
まずは、中村さんのサッカーキャリアを簡単に教えてください。

 

中村
私は茨城県つくば市出身で、小学校2年にサッカーをはじめて、地元公立の中学・高校ではサッカー部に所属していました。

高校サッカー部時代、自分たちは県大会に出場する位のレベルでした。
関東地区の全国大会常連校と練習試合をすることも少なくありませんでした。
彼らと互角に張り合うチームメイトも数人いましたが、彼らを間近に見て次元の違いを痛感したのをよく憶えています。
2年時には腰椎分離症が発症し、競技としてのサッカーは高校で終了しました。

大学は法政大学に進学しましたが、サッカー部ではなくサークルに所属していました。

 

坂井
そうだったんですね。
実は私は19歳の時に腰のヘルニアをやりまして、何度か注射を打ちながら続けていたのですが競技としてのサッカーは23歳の時に辞めました。

いつ頃からサッカー・スポーツビジネスに興味を持ち始めていたんですか?

初めての留学で生まれたサッカービジネスへの想いと社会人キャリア

中村
大学2年の時に2週間、イギリス・オックスフォードにホームステイしました。
この時に体験した強烈なカルチャーショックが、私がフットボールビジネスを志すことになった一番の要因です。

ある日、ホストファザーが近所の人と一緒に私をプレミアリーグの試合に連れて行ってくれました。
リーズユナイテッド対ウィンブルドンという、今はどちらもプレミアリーグではありませんが、当時はリーズユナイテッドが強い時代でした。
その時のスタジアムの空間が、私にとって強烈な体験でした。

試合の一挙手一投足にスタンドのファンは反応し、選手の頑張りにはすかさず拍手、逆にチャンスに選手が走らなければ、皆大声で叫び、叱咤激励。
スタジアムで観戦しているファン皆が、常にゲームの流れに連動している。
そんなファンの反応が作り上げる躍動感によって、スタジアム全体がまるで「巨大な生物」のように見えました。

チャンスになるとすぐに立ち上がり、そして座り、また立ち上がり、といった調子で、立ったり座ったりの連続。
翌日、腰痛がひどかったのをよく覚えています(笑)。

数日後、当時の4部リーグ、オックスフォードユナイテッドのホームゲームを観戦に行きました。
4部だからな・・・とタカを括っていましたが、スタジアムの雰囲気はプレミアリーグと同等もしくはそれ以上の熱狂ぶりでした。

 

坂井
そうなんですよね!
プレミアリーグのトップクラブの大きなスタジアムに集まるサポーターの中にはたくさんの観光客が混ざっていますが、田舎のクラブや下部リーグのクラブは根っからのサポーターが集まるので一人一人の熱量が高く、箱が小さい分、その跳ね返りが余計に強く感じられ、時には狂気にも感じられますよね。

 

中村
さらには、Didcot Town FCという、かなり下のリーグの試合も見に行きました。
ホストファザーに「うちの近所にもスタジアムがあるんだよ」と言われ、調べて行ってみると、小さいものの、確かにそこはサッカー専用スタジアムでした。
驚いたのは、試合終了後に併設しているクラブハウス内のパブで大勢がワイワイ試合後の談笑をしていて、そこに選手が混じって一緒にいました。

イングランドで生活した中で実感したサッカー文化、プレミアリーグからローカルリーグ、日々のメディアが扱うスポーツの情報、人々とスポーツの距離感、これらを日本でも体感できたら、どんなに幸せな気持ちで過ごすことができるのだろう、この感覚を日本で味わうことができないのは、「悔しい!」というのが正直な気持ちでした。
そうして、これを一生かけてでも実現したい、と次第に思うようになりました。

 

坂井
なるほど。

そうすると法政大学卒業後すぐに海外の大学院に行かれようと思ったのですか?

 

中村
いえ。少し長くなるのですが、大学卒業後は住宅メーカーの積水ハウスに入社し戸建て住宅の営業職に就きました。

しかしスポーツビジネスへの想いがどうしても強くなり、2年目に退社し、アメリカ・オレゴン州のポートランドビーバーズ(当時:3Aマイナーリーグベースボール)に3ヶ月インターンしました。

そもそもの英語力不足ゆえうまくいかないことが多かったですが、周囲の方々のサポートもあり、スポンサーセールスにつながる見込客の発掘に成功し、一定の手応えを得ました。

しかし、一時帰国してポートランドに戻るための貯金をするはずだった仕事先での借金を肩代わりしてしまい、結局ポートランドには戻ることができず、借金返済のために1年半佐川急便に入社しセールスドライバー職につきました。

 

坂井
え!大変な出来事でしたね。

 

中村
今振り返ると大した額ではなかったのかもしれませんが…。

ちなみにFIMBAを知ったのは、佐川急便に入社する少し前の頃でした。
「借金を返すだけでなく、留学資金を貯めるために働くんだ」。
入社後の研修で目標を宣誓するというものがあったのですが、そのように言ったのを覚えています。

 

坂井
やりたい事を仕事にする。やりたい事をするために仕事をする。
働くためのモチベーションは大切ですよね。

FIMBAを受けるには社会人(就業)経験が3年程必要だと思いますが、佐川急便で長く働かれてからFIMBAを受けられたんですか?

 

中村
実は、その後しばらくして借金返済が終わり、留学資金を貯め始めましたが、その途中で、地元茨城県つくば市にあるつくばFCという、当時株式会社化したばかりだったアマチュアサッカークラブの存在を友人を通じて知り、縁があって入社しました。

当時はまだトップチームが茨城県2部リーグだったにも関わらず(現在は関東1部)、将来Jリーグに参入するという目標を掲げており、また同時にグラスルーツサッカーの普及活動を積極的に行なっていました。
そんなユニークなクラブの取り組みに惹かれ、FIMBA留学への道は一旦途絶えました。

 

坂井
また新しい展開ですね。とても興味深いです。

 

中村
つくばFCでは、フットサル場の運営とサッカークラブの認知拡大のための広報活動が私の主な任務でした。
地域スポーツ情報誌Visionというフリーペーパーを創刊し、その運営を通じてつくば地域の役所・学校等の公的機関、また民間企業・団体も含め様々なコミュニティと接点をつくる活動に従事しました。
主催大会を企画し、冠スポンサーセールスを行ったりもしました。
でもここで働き様々なことに挑戦する中で、アイデアを形にして収益化、ということがやりきれない自分の実力不足も感じていました。

そんな中、当時の大会の冠スポンサーの担当者が新規ビジネスとしてフリーペーパー制作会社をスタートしたということで誘いを受け転職しました。
残念ながら軌道に乗らずすぐに解散してしまったのですが、その会社関係者の方から東京都内にある産経リビング新聞社の専属広告代理店を紹介いただき、転職し広告営業をしていました。

その後、住宅会社のフランチャイズチェーンビジネスを立ち上げるという知人から誘いがあり、その会社に転職しました。
この会社では、入社当時数人しか本部スタッフがいなかったため、新規加盟営業のサポートやFC本部としてのマーケティング、既存加盟店向けサービス提供(FCイントラネット構築、加盟店の広告宣伝サポート)含め、幅広く業務を担当しました。
一時は加盟店も当初の11店鋪から約90店鋪に拡大しました。
ただ40歳に近づき、やはりどうしてもフットボールビジネスの道に戻りたいという気持ちが消えず、最後のチャンスだと思い会社に伝えた結果、協力いただきながら個人事業主として独立し、イギリス留学への準備を始めることになりました。

 

坂井
この時は大学院の選択肢として、リヴァプール大学のFIMBAのみに絞られていたのでしょうか?

 

中村
いえ、FIMBAもしくはロンドン大学バークベックカレッジのどちらかに行きたいと考えていました。
ロンドンという場所にも特別な想いがありましたが、諸条件により、また留学を志したきっかけがリヴァプール大学であったということから、最終的にはリヴァプールを選択しました。
※ロンドン大学 バークベックカレッジ

FIMBA(フットボール産業MBA)入学要件と入学準備

坂井
FIMBAを目指す事を決めらても、言語の問題などで簡単に入れる訳ではないかと思います。
今後FIMBAを目指す方々のためにも、FIMBAに入るための要件とそのためにされた勉強法などを教えてください。

 

中村
英語ですが、IELTSのスコアがオーバーオールで6.5、ミニマムで6.0でした。
私は仕事上英語を使用することがほぼ皆無で、伸び悩みました。

留学予備校に通い英語を勉強したり、またとにかく英語だけの環境が欲しかったので、短期間ではありましたがフィリピン・セブ島の語学学校の1週間スパルタコースというものに通ったりしました。

 

坂井
やはり英語でサッカービジネスを学ぶため、そしてサッカービジネスで活躍する人材を輩出するため、IELTSのスコアも他の大学に比べて高めに設定されていますね。
※IELTS=イギリスの大学入学に必要な英語の共通テスト

フィリピン留学にも行かれていたんですね。
転職活動もそうですが、行動力が凄いですね。

それでは、ようやく本題ですが(笑)、具体的にどのような事を学ぶのでしょうか。

 

Football Industries MBAのカリキュラム

 

中村
授業の内容としては、一般のLiverpool MBAの学生と共に受講するモジュールとFIMBA生だけが受講するものとに大きく分かれます。

一般MBAコース生と受ける授業には、リーダーシップ、マーケティング、ファイナンス、ストラテジー、インターナショナルビジネス等のモジュールがありました。
FIMBAのみ受講するモジュールはフットボールに特化した内容です。

例えば「Football Economics and Analytics」では、選手の年俸とリーグにおけるチーム順位の相関分析や、リーグ内の競争均衡をリーグごとに分析・比較を行いました。

また「International Football Industry」では、世界のフットボール産業の分析や課題などを議論、投資対象としてふさわしいヨーロッパ内の下部リーグクラブはどこか?といったことを仮説に基づき提案する、といった事をしました。

また、BBC等メディアに頻繁に登場するKieran Maguire先生による「Football Finance」ではクラブの財務諸表の分析等を行いました。

そのほかにもリスクマネジメントをシミュレーションするモジュールや、法律に関する授業がありました。

時期によって違いがありますが、平均的にはだいたい週に3日ないし4日、授業があります。
授業は午前中が朝9時から12時半、午後が1時半から5時です。
授業の他に、グループワークを行ったり、アサインメントをこなしたり、といった感じです。

授業例と週間スケジュール

【授業例】

 

【2018年10月中旬の週間スケジュール】

坂井
かなりスケジュールがビッシリと詰まってる印象ですね。
どれもこれもとても興味深く、1つずつ深堀して聞いていきたいのですが、これらの授業の中でも特に凄かった!役に立った!というのはありますか?

豪華すぎるゲストスピーカー

中村
毎週金曜日にゲストスピーカーセッションという時間があり、フットボール産業の第一線で働く方々が大学に訪れて様々な話をしてくれる時間があります。

プレミアリーグクラブCEOや部門責任者、マーケティング会社や代理人、協会の方など、多岐に渡りました。
インターネットでは知り得ない内容も多く、大変貴重な機会でした。

その他、FIMBAを通じて色々な人と出会いそして多くを学びましたが、どんな事が役に立ったか?かという問いに対しては、私自身、正直な気持ちとしてまだわかっていません。むしろ役に立つように今後自分で活かしていかないといけないと思っています。

 

【リヴァプールFCのピーター・ムーアCEOが来校、撮影はMBA専用の建物Brett building内】

坂井
プレミアリーグクラブのCEOなど、来られる方のネームバリューも高いのでしょうが、毎週行われている頻度が群を抜いてる気がします。

比較のために、私は(10年以上前ですが)、東海大学のスポーツ・レジャーマネジメント学科に在籍していたことがありますが、授業としてのゲストスピーカーは1年に1度ぐらいでした。
オリエンタルランドの方のディズニーランドの集客方法や運営方法の裏話をお聞きしましたが、その講演はとにかく興味深く、どの授業よりもメモを取りまくったのを今でも覚えています。
これだけ豪華なゲストによる特別講演が毎週ごとに行われているというのは正直想像がつきません。

そこで学ばれた方にしか分からない貴重経験が数多くありそうです。

これまでにも日本人の卒業生はいらっしゃいますが、卒業後は帰国される方が多いみたいです。
中村さんが帰国せずに現地に残られているのは、この地での就職を選択肢に入れられているからでしょうか。

 

【デイヴィット・デイン元アーセナル副会長によるゲストスピーカー】

中村
大学院の授業や卒論執筆が完了するまでは時間的に余裕がなかったので全然実施できなかったのですが、11月にやっとシティフットボールグループ(CFG)でのワークベーストプロジェクト(卒論制作)が終了し、それ以降、私が住んでいるリヴァプール・アンフィールドを起点としています。

卒論テーマと現在の活動

坂井
CFGの卒論のテーマと、どのようにリサーチされたのか聞かせてください。

 

中村
『CFGがグローバルファンに対する効果的なファンエンゲージメントを開発するための有効的なコンシューマイノベーションの開発』というものでした。
組織がファンエンゲージメントを高める新たなサービスを創出し続けるには、どうしたら良いか?という内容で、イノベーションがテーマでした。

マーケティンググループ内のチームリーダーの方々にインタビューを実施し、イノベーション理論を踏まえ現状分析し、ソリューションを提案報告するという形式でした。

 

坂井
日本ではなかなかテーマにする事ができない卒論ですね。
日本ではインタビューなどの材料集めができなさそうです。。

話を折ってすいません。今はアンフィールドを拠点にどのような活動をされているのでしょうか。

 

中村
ノンリーグと呼ばれる5部以下のリーグ、とくに6部から10部リーグの間のクラブを訪問しています。
イングランドのノンリーグクラブがどのように運営維持しているかを理解したくて、試合の視察や、スタジアム内部を案内頂いたり、クラブスタッフ、プレーヤー、コーチ、レジェンド、ファンなどにインタビューしています。

ネットには載っていない情報も多いため、直接足を運び、自分の目で見て、話を聞いて、そしてそこの空気を吸って雰囲気を感じるようにしています。
なお、その際の様子はビデオ撮影・編集し、YouTubeにて公開しています。

 

【中村さんのYouTubeチャンネル】

坂井
とても素敵な活動をされていますね。
その街の歴史や想いを知らないと分からないストーリーやサッカー文化がありますよね。
私自身がイングランドのノンリーグでプレーしていたのでそこにフォーカスしてもらえるのは個人的にもとても嬉しいです。
私もイギリスに行く時はなるべく多くのクラブをまわるようにしています。

大学卒業後のキャリアに話を戻しますが、FIMBAには世界中からサッカーに関係する求人が届き、その中にはFIFAからの募集もあると聞いた事があるのですが、実際、サッカー関連のネットワークは強いですか?

 

Football Industries MBA卒業後のキャリアと今後の展望

世界一のサッカー求人と卒業後の進路

中村
そうですね。ネットワークは強いと思います。
例えば募集案件が不定期でアラムナイメーリングリストを通じて送られてきます。
FIMBA卒だからその仕事を獲得できる、ということでは決してありませんが、FIMBAのネットワーク、また世界中のサッカー関連ビジネスでFIMBAの卒業生が活躍されているということを実感しています。
※アラムナイ=卒業生
坂井
やはりそうなんですね。
これだけ濃いカリキュラムを学ばれた方々を求めるサッカークラブ、スポーツ機関は多いはずです。むしろ、サッカービジネス職の話が来ない訳がないですね。

卒業生はみなさんどのようなところに就職されるのでしょうか?

 

中村
大半のクラスメイトは帰国して就職している人が多いです。
オーストリアやポルトガル、ブラジルの強豪クラブに就職しているクラスメイトや、スポーツマーケティング会社やゲーム会社に就職する人、元々Sports lawyerとして選手の移籍をサポートしていて、卒業後新たなビジネスを起こす人もいます。

イギリスで卒業生起業ビザを取得し起業するクラスメイトもいます。
また、自身のキャリア設計を考えて一旦はサッカー関連以外の仕事に就く人もいます。
過去に卒業された先輩方に至っては、各国のクラブ、リーグ、協会、大陸連盟、メディア、エージェンシーなど、実に多くの方々が日本含め世界中で活躍されています。

 

【卒業式/卒業証書】

坂井
卒業生の皆さんを一人一人追いかけてみたいぐらいですね。
サッカー関連だけでなく、あらゆるジャンルで活躍されているんでしょうね。
さすが世界が注目するリヴァプール大学 大学院 フットボール産業MBAです。

最後に、今後の中村さんのキャリアを含めた展望(目標)を教えてください。

中村さんの今後の展望について

中村
私のゴールは「イングランドのサッカーの社会的位置付けを日本で実現する」です。

下部リーグの充実がトップリーグを底上げし、結果的にトップリーグがより成長するのではと思っています。
実際はその事以上に、たとえ小規模であっても地元の人が集まり熱心に楽しんでいる空間を創り出すサッカークラブが日本全国のいたる所にある、そんな日常になったら幸せです。
住まう人々の身近にクラブが存在し続ける環境づくりに自分は貢献したいのです。

イングランドには下部リーグでも数多くのクラブが多くの観客を収容できるスタジアムを保有し、また4部リーグで6000人強、8部リーグで600人を超える観客を動員しています。
これらのクラブが、いかにしてクラブを持続的に経営しているのか? 歴史的背景、周辺環境、国民性、文化、商習慣などなど、英国・ヨーロッパと日本は異なるため、日本でイングランドの事例を真似すれば良い訳でないことは明白です。
そんな様々な違いも全部含めて、イングランドのクラブではどのように長年経営が維持されているのかを調べています。

現在、日本で地域リーグ、都道府県リーグでも地域のステークホルダーと共に発展しているクラブが沢山あります。
単に“イングランドでは歴史が長い”だけでない理由、エッセンスを理解し応用することは、日本各地に大小様々な多くのクラブが健全に存在し続けることへの貢献につながるのではないかと思っています。

 

坂井
ありがとうございます!
共感できる部分が多々あり、貴重なお話を聞けて大変ありがたく思います。
イギリスの大学、大学院を卒業した後、現地に残られる方はいないので、中村さんはとても貴重な存在だと思います。
今後もYouTubeでの発信も楽しみにしています。

また改めてですが、先日はチェルシープログラムにもご参加頂きありがとうございました。

※実は中村さんは弊社が企画したチェルシープログラムにも参加して頂いた事がある。

【ストーク・シティのbet365スタジアム】

クラスメイトの皆で、クラス最後の記念としてスタジアムを貸し切り試合をしたそうです。


リヴァプール大学院 フットボール産業MBAには今年も在籍中の日本人がいます。
今後はより多くの入学志望者が増え、サッカービジネスを専門的に学ばれた世界で通用するサッカービジネスパーソンがたくさん世に出てくる事と思われます。

新卒⇒サッカークラブ・サッカー関連会社
元選手⇒クラブ関係者

という道ではなく、一般の社会人を経験したからこそ見えてくる世界、繋がるコミュニティの仕組みも素敵だと思います。
中村さんのストーリーを聞かせて頂き、いくつになってもサッカービジネスの道は切り拓けれるのだと思い知らされました。


サッカー大学・大学院留学、サッカービジネス留学に興味のある方は、

または、公式LINEアカウント
モバイル:【@966xtdsg】
PC    :【https://page.line.me/966xtdsg
からメッセージください。
友だち追加