2022チェルシー&リヴァプールFC サッカーサマーキャンプ帯同 ~小学生や中学生のサッカー留学注意点~

2022年7月、8月に開催されたチェルシーFCキャンプとリヴァプールFCキャンプに帯同してきました。今回は9歳~15歳までの男女合わせて6名が参加されました。
2023年のサマーキャンプの概要が発表されましたので、キャンプの申込から現地での様子を紹介したいと思います。

2024年のサッカーサマーキャンプはコチラをご覧ください。

子供たちだけでの渡航に不安な方、現地の雰囲気を知りたい方は参考にしてください。

キャンプ前(日本での準備~イギリス渡航)

まずは日本で行う申込から留学準備を説明します。

準備/持ち物

申込まで

キャンプの説明は日本人スタッフが対面もしくはZoom等で説明します。
申込書の他に、持病や怪我、食事アレルギーを記入するメディカルフォーム、未成年者の渡航に関する保護者同意書、キャンプによってはキットの申込など、全て英語でのやり取りとなりますが、手続きは弊社がサポートします。

持ち物

パスポートやサッカー用具などを除き、キャンプまでに準備が必要な物は、『タッチ決済機能付きのクレジットカード』です。イギリスではほとんどの場所で現金が使えない為、タッチ決済機能が付いたクレジットカードやApple Payなどが必須アイテムです。
キャンプ会場内や週末の1日旅行(スタジアムツアーや市内観光)の際に必ず必要になります。
日本人の未成年者でクレジットカードを持たれる方は非常に少ないので、戸惑われる方も多いかと思いますが、様々な方法で対応されていました。

次に必要なのものはイギリスで使用できる『SIMカード』の購入です。日本の携帯のSIMロックを解除(SIMフリー)することで海外のSIMカードが使用できます。
SIMロックの解除は各携帯電話のオンラインページや窓口でできます。
イギリスで使用可能なSIMカードの購入は、amazonなどで「イギリス simカード」と検索すればたくさん出てきます。日本で購入して持って行くことができるので大変便利です。

空港やキャンプ会場ではWi-Fiが使用できますが、中にはWi-Fiの設定ができなかった子もいたので、念のためにも持って行くことをお勧めします。また、週末の1日旅行などでキャンプ会場を出ることもあるので現地のSIMカードがある方が断然便利です。

航空券

お勧めは、ANAのジュニアパイロット(5歳以上12歳未満)とエアポートサポート(12歳以上17歳未満)、JALのお子様サポートです。

これらのサポートに申し込むことで、お子様1人での搭乗が可能となり、日本の空港から現地の空港でキャンプスタッフに引き渡すところまでサポートして頂けます。
食事のアレルギーがあれば、事前に伝えることで機内食も変更してもらえます。

渡航

ここからは渡航の様子を写真付きで説明します。(今回は私も日本から同じ便で向かいました。)
スーツケースなどを預けた後、航空券に記載の搭乗ゲートに向かいます。

しっかり者が多く、機内ではみんな映画を見たり静かに寝て過ごしていました。機内で何か困ったことがあれば乗務員さんが親切に対応してくれます。

イギリス到着後、入国審査で審査官からの英語の質問に答え、必要書類を提示します。

入国審査が終わったら預け入れたスーツケースを受け取ります。
お子様サポートを付けていれば入国審査と預け入れ手荷物の受け取りから到着ロビーにいるキャンプスタッフへの引き渡しまでをお手伝いしてくれます。

到着ロビーにはこのようなキャンプのサインを持ったスタッフが待機しています。到着スタッフの個人情報とキャンプ参加者の個人情報を照らし合わせて引継ぎをします。

保護者が帯同する場合は一緒にいられるのは一旦ここまでになります。この先はキャンプスタッフがタクシーやバスでキャンプ開催地までお連れします。

キャンプの様子

キャンプ会場にはお子様以外の立ち入りは禁止されていますが、週に1度だけ親御さんやエージェントが見学に入れます。もし親御さんも一緒に渡英される際は、是非見学に訪れてください。

チェルシーFC サマーキャンプ

キャンプの様子はインスタグラムにいくつか写真をアップしているのでご確認ください。

この週のロンドンは異常気象で過去最高気温の40℃を記録していたため、グリーンの芝生が黄色く干からびてしまっていたのが残念でしたが、トレーニング時間を暑過ぎる日中から朝や夕方に変更するなど臨機応変に対応されていました。

リヴァプールFC サマーキャンプ

こちらはロンドンより少しだけ涼しかったのもあり、グリーンの芝生が一面に広がってとても良いグラウンドコンディションでした。

トレーニングは、男女、年齢、サッカーのレベルによっていくつかのグループに分けられます。自分と同年代の海外選手とプレーすることはとても刺激的で貴重な経験です。自分の強みや弱みを知り、帰国後のトレーニングのモチベーションに繋げて欲しいです。

帰国時

帰国時(キャンプ最終日)は、キャンプスタッフが飛行機の時間に合わせてタクシーやバスで空港までお連れします。帰国便でも各航空会社のお子様サポートを付けていれば、キャンプスタッフが空港スタッフに引き継いでくれます。

今回(2022年夏)は日本入国に際して、現地出国の72時間前以内にPCR検査を受ける必要があったため、6時間ぐらい前に空港に着き、弊社スタッフが空港でPCRテストのサポートをしました。
陰性結果の書類データで届くのを待ってからチェックインカウンターにお連れしました。

番外編(PCR検査とワクチン接種証明書)

実は今回のキャンプでは最終日のPCR検査にて陽性者が2名出ました。
キャンプ会場でもPCR検査を受けられましたが、日本が求める検査結果のフォーマットに合わない為、やむを得ずこのような方法を取りました。

このようなシナリオも想定していたので、この日は弊社のシェアハウスで1泊過ごしてもらい、翌日に親御さんに日本から迎えに来て頂きました。最悪の事態は想定していましたが、1泊2日の間で空港とロンドンの往復、他の住人に感染しないように除菌清掃や子供たちの隔離の管理をしたり、寝具やお食事の準備など、なかなか大変でしたが、子供たちは久々の日本食を口にし、修学旅行のような気持ちなのかとても楽しんでいました。(笑)

お菓子を買いに少し街にも出ましたが、2人はリヴァプールキャンプ参加者で初のロンドンだったので、テンション上がってました。(笑)
イギリスでは感染しても隔離の必要はないので、移動制限はありません。

帰国直前のPCRテストで陽性になると、子供たちは大荷物を持った状態でどこかの宿泊先へ移動しなければいけないこと、親御さんのお迎えが必要なこと、お子様と親御さんの航空券が高額になること、陰性になるまでの宿泊先を取らないといけないなど、ご家族の負担はとても大きくなります。

2023年現在も3回接種していない渡航者は日本帰国前にPCRテストを受けなければなりません。さらに厄介なのが日本が求める所定のフォーマットにて陰性証明書を提出しなければいけない点です。PCRテストを受検できる場所さえ少なくなってきている上にフォーマットを指定されるため、現実的にイギリスで受けられるところはヒースロー空港しかありません。(2023年夏まで検査会場が開いてるかも定かではありません。)
3回接種していれば帰国前の検査も入国時の検査も隔離も不要です。
但し、今後コロナが5類に移行することで、帰国時のルールが変わるかもしれません。

最後に

サッカー以外の見学はできませんでしたが、キャンプ内では英語のレッスンやワークショップなどのアクティビティーが用意されています。
中には、途中でホームシックになった子もいましたが、キャンプ終了時には克服して最後までやり切っていました。
最初から話せる人なんていません。ボディランゲージで大丈夫なので、臆することなく積極的にコミュニケーションを取って欲しいと思います。


弊社では日本人スタッフが対応致します。
サッカーサマーキャンプやイングランドサッカー留学に関してご質問のある方は、

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