ウェストハム・ユナイテッド ~女子育成システム~

小学生から中学生の育成年代のセレクションに400人以上が参加するウェストハム・ユナイテッド女子チーム。育成年代だけでも5カテゴリーに細分化され、グラスルーツからのエリート発掘と若手育成を組織化しています。
男子さながらの育成システムを持つウェストハム・ユナイテッド女子チーム(West Ham United Women)とは。

ウェストハム・ユナイテッド女子チーム

トップチームは女子イングランド1部リーグのFA WSLに所属しています。

男子チームはプレミアリーグに所属し、本拠地はロンドン(オリンピック)・スタジアムです。
過去にマンチェスター・シティを優勝に導いたペレグリーニ監督から代わり、マンチェスター・ユナイテッドで香川真司選手も見ていたモイーズ監督が率いています。

以前から特に男子チームの育成に定評があるウェストハムですが、昨年から女子チームの育成システムを刷新し、改めてアカデミーの指導に力を注いでいます。

ウェストハム・ユナイテッド女子の育成

Hammers launch women’s Player Development Pathway | West Ham United

2019年、既存のU10からU16までのカテゴリーに新しい2つのカテゴリーを追加して5カテゴリーにしました。U10-U16のトライアルには2018年の時点で400人以上が参加しているので、この数は今後ますます伸びていくと予想されています。

また、これらのアカデミーとトップチームの間に、フルタイムのアカデミーチームがあります。このチームは奨学金をもらいながらプロを目指してトレーニングを行います。

2019年8月からは男子のアカデミーが使用するトレーニング施設(Chadwell Heath)を開放し、より高度な環境での育成もスタートしました。

SNSを効果的に使い、ウェストハム・ユナイテッド女子チームのTwitterアカウントのフォロワーは4.2万人もいます。(日本で人気のINAC神戸レオネッサは2.3万人)

今後の数年間で、イングランド代表になるような選手が何人も出てくる事と思います。さらには海外の代表選手も増え、女子チャンピオンズリーグに出場するようなチームになるかもしれません。

ウェストハム・ユナイテッド女子チームの試合風景

ここからは、ウェストハム・ユナイテッド女子 トップチームの試合の様子をいくつか紹介します。

2018-19 アーセナル女子 vs ウェストハム女子

【ウェストハム女子の試合前のアップの様子】

【アーセナル女子の試合前のアップの様子】

アーセナルやウェストハムの下部組織に所属する女の子達がそれぞれのクラブのトレーニングウェアを着て観戦していました。

試合は3-1でホームのアーセナルが勝ちました。
この年にリーグ優勝を果たしたアーセナルに対して良い試合をしていました。両チームにイングランド代表をはじめ、オランダ代表やスイス代表の選手がおり、クオリティの高い試合でした。ただ、アーセナルの方が特に中盤で質の違いを見せていました。

2018-19 ウェストハム女子 vs チェルシー女子

【ウェストハム女子の試合前のアップの様子】

【チェルシー女子の試合前のアップの様子】

【選手入場】

【黙祷】

キックオフ前に、レスターで起きたヘリコプター墜落事故への黙祷が行われました。

試合はアウェーのチェルシーが2-0で勝利。チェルシー女子は選手個々の能力とチーム戦術で試合を支配していました。ウェストハム女子は最終ラインでの守備で踏ん張るも、中盤と前線で主導権を取ることができず難しい状況が続いていました。

女子スイス代表のAlisha Lehmann選手(真ん中)は当時19歳で、この時はまだイングランドサッカー特有のプレスのスピードと激しさに慣れておらず、ウェストハムのサッカーにも完全に順応しきれてはいない様子でしたが、シーズン終盤からはチームの柱として活躍し、リーグは7位で終わりましたが、女子のFAカップで見事に決勝までチームを躍進させました。

FAカップ決勝進出

2018-2019 女子FAカップ(SSE Women’s FA CUP)では、見事ファイナリストとなりました。

結果は3-0でマンチェスター・シティの優勝となりましたが、前半はほぼ互角かそれ以上の勢いで決定機も創出していました。この試合でもAlisha Lehmann選手は何度もサイドをドリブルで攻め上がり、シティの選手を混乱させるプレーを堂々と披露していました。

初のロンドン・スタジアムでの開催

2019-2020 女子イングランド 1部リーグ(FA WSL)では、各チームで様々なプロモーションが行われており、ウェストハム女子では男子チームの本拠地『ロンドン・スタジアム』での初開催が企画されました。

観客を呼び込むキャンペーンをクラブだけでなく選手一人一人が行い、リーグ歴代集客数2位となる24,790人の観客動員数を記録しました。

まとめ

ウェストハム女子トップチームの登録メンバーは22名(2019年現在)いますが、イングランド選手は5名、他ヨーロッパ選手が14名、オーストラリア1名、カナダ1名、韓国1名と多国籍メンバーで構成されています。
2016年にINAC神戸レオネッサにもローンで在籍しており、韓国代表にも選出されているチョ・ソヒョン選手はウェストハムでもレギュラーを勝ち取っています。

アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティ女子などのリーグ優勝常連クラブであり女子チャンピオンズリーグに参加するクラブは、イングランド代表選手や各国のストライカーを擁していますが、ウェストハム・ユナイテッド女子は小学生年代からの育成に力を入れています。これから数年後のクラブの躍進に期待がかかります。

※2021シーズンからは女子日本代表の長谷川唯選手がプレーしています。


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