デュッセルドルフを勧める明確な理由② ~ドイツサッカー留学・サッカー環境編~

こちらの内容は、デュッセルドルフを勧める明確な理由① ~ドイツサッカー留学・生活編~
の続きとなる、「サッカー環境編」です。

サッカー環境が良い

もう1つは、サッカーの環境が良い事です。

サッカー専用施設の充実

トップのクラブだけでなく、社会人の下部リーグでもクラブ所有のスタジアムや練習場を持っているところが多く、定期的に継続したトレーニングを行う事ができます。中には、練習場も天然芝と人工芝の両面を持ち、天候に合わせたトレーニングができるところもあります。
※施設環境についてまとめた「ドイツ5部クラブのサッカー環境が素晴らしい」の記事をご確認ください。

しかし、今回お伝えしたい「サッカー環境が良い」とは、このような施設の充実ではありません。施設環境の良さだけで言うと、デュッセルドルフに限った事ではありません。

ステップアップ環境の充実

デュッセルドルフ周辺にはブンデスリーガのクラブが密集しています。
下のブンデスリーガのクラブマップを見ると、ドイツの西側に集中している事が分かります。

という事は、それらのユースやアカデミーチームがあり、周辺にはスクールや提携クラブ、そして地元の街クラブが多いという事になります。つまり、スカウトが派遣される数も必然的に多くなり、若手選手や下部リーグから発掘されるチャンスが増えるのです。
実際に筆者が見に行った「デュッセルドルフU19 vs ケルンU19」の試合にもレバークーゼンのトップチームのスカウトマンが視察に来ていました。
※デュッセルドルフU19 vs ケルンU19 視察リポートはコチラ

「交通の便」でも触れましたが、デュッセルドルフからはケルンまで数十分、シャルケやドルトムントやフランクフルトまでも1時間前後で行く事ができます。

ドイツ4部:レギオナルリーガ(Regionalliga)は5つの地域リーグに分けられていますが、その内の3つは中心より西側にあります。3地域を合わせると55クラブあります。

5部:オーバーリーガ(Fußball-Oberliga)は14の地域リーグに分けられており、1つのリーグに16~18クラブが所属しています。6地域がデュッセルドルフから電車で1時間前後で移動できるところにあります。

つまり、4部でも約50クラブ、5部では約100クラブが周辺にあるという事になります。
これはステップアップするにあたり、他地域に比べて圧倒的なクラブ数と言えます。

そしてこれらの地域は、ドイツ国内だけでなく、隣接するベルギーやオランダのスカウトマンにとっても足を運びやすい地域となっています。

見る・見られる環境

サッカー留学生には、他クラブや上位クラブの試合観戦や練習見学にも足を運んでほしいと思っています。幸いな事にドイツサッカーは、ブンデスリーガ―も含めてほとんどのクラブが練習を一般公開しています。自分が目指す一つ、二つ上の選手達がどのようなトレーニングをしているのか、試合でのスピードやフィジカルはどれ程のものか、常に知っておく事、そしてその差を埋めるためのトレーニングが欠かせません。
※デュイスブルクの練習視察はコチラ

自分のプレーを多くの方に見てもらうチャンスがあり、常に上を目指せる環境が整っている事。これが、今回伝えたかったサッカー環境の良さです。

提携先のクラブだけを紹介すると日本人で溢れかえってしまうため、ISAでは常に新しいクラブの開拓を行っています。

まとめ

このようにサッカー留学(移籍)は、留学先選び一つとっても、奥が深くその先の可能性が大きく変わります。海外への憧れもあるため気持ちは分かりますが、漠然とヨーロッパで活躍したい!ドイツでサッカーがしたい!○○に行きたい!という考えだけでは、行って終わりになってしまいます。

金額を気にするのであれば、田舎のチームを紹介して生活費を安くすることもできます。
上位クラブを紹介するのであれば、これも田舎の方でレベルの高いクラブ、もしくはベルリンやミュンヘンなどの有名クラブを1つ2つ紹介しても良いかもしれません。

しかし、留学当初から語学も戦術もプレースタイルも全く違う国で活躍できるかと言うと、そう上手くはいきません。少しずつ順応していく必要があります。
順応するためには生活環境が大事になってきます。
また順応し活躍してきても次のレベルのクラブ先が少ないと、移籍するのも難しくなってしまいます。例えクラブ紹介ができたとしてもそのクラブに行くまでに何時間もかかる場合は、そこにまた時間や費用が発生してしまいます。

サッカー留学をする際は、金額や初回の紹介先クラブだけでなく、その先にステップアップできる道がしっかり用意されているかまでを聞いておく必要があります。

利用するエージェントによって、提案内容やその先の可能性は大きく変わります。今では本当に選手に寄り添ったエージェントかどうかを見極めるのも選手のやるべき作業の一つとなっています。しかし実際には、留学エージェントが多すぎて、また現地の事が分からなくて、どう決めて良いのか分からない。というのが現実ではないでしょうか。
ISAではこういった疑問に対して、随時無料相談を受け付けています。
何かお困りのことがありましたら、お気軽にメールやDMでご相談ください。

皆さんのサッカー留学が、より良い方向に進むことを願っています。
※言語の観点から書いた、イギリス留学の勧めはコチラをご確認ください。